若いときには、「二十歳を過ぎればニキビはできなくなるだろう」と思っていましたが、二十歳を過ぎても三十歳を過ぎてもニキビってできるんですね。
特に背中ニキビ。
顔ニキビができなくなった後も、なぜか背中ニキビだけはしつこく出続けます。
しかも、お風呂でていねいに体を洗い、キレイに洗濯した下着を着て清潔にしていても出続けます。
どうしてなんでしょうね?
「体質だから・・・」と諦めてしまう前に、この記事を読んでください。
この記事では、
- 背中ニキビができる原因、と
- 今すぐ実践できる背中ニキビの治し方
をまとめました。
ひょっとしたら、今まで何をやっても治らなかったあなたでも、ここに書いた方法だけで意外に簡単に治ってしまうかもしれません。
背中ニキビは季節に関係なく一年中できます。
いつでもキレイな背中でいられるように今日から実践してください。
背中ニキビができる原因
大人になると顔のニキビは治まってくる傾向にありますが、背中ニキビはしつこく出続けます。
しつこい背中ニキビを撃退するために、まずは背中ニキビができる原因についてお話しします。
ニキビができやすい下着
汚れた下着は皮膚の健康に悪いということは誰でも知っていますが、清潔な下着でも皮膚の健康に良くないものがあるということはあまり知られていません。
それはポリエステルなど化学繊維で作られた下着です。
化学繊維の衣類は、すぐ乾いたり保温性が高いなどのメリットがある反面、汗を上手く吸収できないため、肌が蒸れたような状態になりやすいというデメリットがあります。
蒸れた状態ではニキビの原因となるアクネ菌が増殖しやすいため、ニキビができやすくなります。
また、化学繊維が皮膚にこすれることで皮膚が刺激されてニキビの原因になることもあります。
寒い季節に温かくなることで人気のヒートテック系の下着も化学繊維でできているので同じような特徴があります。
化学繊維の衣類は、値段が安い、シワになりにくい、乾きが早い、弾力性に富んでいるなど様々なメリットがある反面、敏感肌の人にとっては皮膚トラブルの原因になることがあります。
毎日使っているアレが原因かも
大人になってから背中ニキビに悩まされているなら、原因はシャンプーやリンスに含まれている成分かもしれません。
というのも、シャンプーやリンスには頭皮以外の部分には強力すぎる成分や、皮膚に良くない成分が含まれていることがあるからです。
大切な成分まで洗い流してしまう
頭皮には皮脂が多い上、整髪料などを洗い流す必要があるため、シャンプーの洗浄力はとても強く作られています。
特に、値段の安いシャンプーにその傾向が強いようです。
強力な洗浄力を持つシャンプーが顔や背中など頭皮以外の部分につくと、必要な皮脂まで洗い流されてしまい乾燥肌になります。
乾燥した皮膚は、皮膚の状態を改善しようとして過剰な皮脂を分泌します。
皮脂が増えると毛穴が詰まる原因となり、ニキビができやすくなります。
余計な成分が毛穴をふさいでいる
最近のシャンプーにはシリコンが配合されているものが多くあります。
シリコン入りのシャンプーを使うと、髪がサラサラになったり光沢が良くなったりするなどの効果があるので女性に人気があります。
このシリコンは、髪をコーティングしてサラサラ感を維持するために、お湯で髪をすすいだ後も髪に残るように作られています。
つまり、一度付くと流れ落としにくい強い定着力を持っているということです。
シリコン入りのシャンプーで髪を洗い、お湯ですすいだときに、必要なシリコンを髪に残して余分なシリコンはお湯で流れ落ちます。
お湯で流れ落ちたシリコンは、首や肩、背中などを伝って流れます。
このとき、すべてのシリコンが流れ落ちてくれたらいいのですが、強い定着力を持つシリコンは、首や肩、背中の皮膚に残り、毛穴をふさいでしまいます。
ふさがれた毛穴は炎症を起こしてニキビの原因になります。
ノンシリコンのシャンプーを使っている
シリコン入りのシャンプーが皮膚に良くないということが知られるようになると、メーカーはシリコンが入っていない「ノンシリコン」を売りにするようになりました。
しかし、ノンシリコンのシャンプーを使うと皮膚の状態が改善されると期待していたら、もう1つの落とし穴が待っています。
それは、多くのノンシリコンのシャンプーには、髪のサラサラ感を維持するために、シリコン以外のコーティング剤が含まれているということです。
残念なことにメーカーは、シリコンの評判が悪くなってきたから他のコーティング剤を使うという、目くらまし的な対応をとったわけですね。
せっかくノンシリコンのシャンプーを選んでも、シリコン以外のコーティング剤が含まれていては、シリコン入りのシャンプーを使うのと同じように、皮膚に悪い影響を与える可能性があります。
背中ニキビを治し、できなくする方法
背中ニキビの原因は、化学繊維の衣類やシリコンやコーティング剤などが主な原因です。
これらが背中に触れることを防ぐことで、背中ニキビを改善することができます。
これから具体的な方法についてお話しします。
衣類の素材を変える
ポリエステルなど化学繊維の衣類が直接皮膚に触れると、敏感肌の人にはニキビなどの肌トラブルが発生します。
対策としては、パジャマや下着など、肌に直接触れる衣類をポリエステルやレーヨンなどの化学繊維のものから綿100パーセントやシルク100パーセントなど、自然素材のものに変えることです。
シルク100パーセントの衣類は少し値段が高くなりますが、綿100パーセントの衣類は、手頃な値段のものが簡単に見つかります。
シャツだけでなくブラジャーにも、肌に触れる部分が綿100パーセントのものがありますし、皮膚への刺激を減らすために洗濯タグがないものもあります。
綿100パーセントの衣類を使えない場合
綿100パーセントの衣類がすぐに手に入らなかったり、気に入ったデザインの下着が見つからないこともあると思います。
そういう場合は、化学繊維の衣類の下に綿100パーセントの下着を着るか、綿100パーセントの手ぬぐい(タオル)などを背中に当てて、その上に化学繊維の衣類を着るというのでも大丈夫です。
この写真を見たら、かなり異様な格好に見えるでしょうね。
どうすればこんなふうに手ぬぐいを入れられるのか疑問に思われるかもしれません。
こんなふうに手ぬぐいを入れるには、裸の状態で手ぬぐいを背中に当て、手ぬぐいが落ちないように体を前に倒した状態で、その上に下着やパジャマを着ると上手くいきます。
最初は手ぬぐいがシワになって気持ち悪いかもしれませんが、慣れてくるとシワのないピシッとした状態で付けられるようになります。
ただ、このままでは見た目が良くないので、この上に手ぬぐいが隠れるサイズの服を着る必要があります。
格好は良くありませんが効果があります。
シャンプーを変える
まずは、肌への刺激が強い成分を含むシャンプーを止めて、肌に優しい成分のシャンプーを使いましょう。
肌への刺激が強いシャンプーには、硫酸系(・・硫酸)、スルホン酸系(・・スルホン酸)などの成分が含まれています。
逆に、肌に優しいシャンプーは、アミノ酸系のシャンプーです。
ただし、アミノ酸系のシャンプーという表記があっても、申し訳ていどにアミノ酸が少し含まれているだけの場合もあります。
必ず成分表示を見て、上に書いた「硫酸」などの表記がないことを確認してください。
また、シリコンなどのコーティング剤が含まれていないことを確認するために、成分表示に以下のような表記があればシリコンが含まれていると判断できます。
- シロキサン
- シクロメチコン
- ジメチコン
- シクロペンタシロキサン
- シリカ
- シリル
- シロキ
- シラン
- ジメチコノール
- ジメチコンポリオール
- シリル化ケラチン
- ジメチコノール
また、「~ポリマー」と書いてあったらコーティング剤の可能性があります。
シャンプーやリンスを買うときは、「香りが好きだから」とか「髪がサラサラになるから」というような理由だけから選ぶのは止めましょう。
香りがいいのは人工的な香料が入っていることが理由ですし、髪がサラサラになるのはシリコンなど人工的なコーティング剤が入っていることが理由です。
シャンプーやリンスを買うときは、成分表示を見て何が入れられているかを確認するようにしましょう。
体を洗う順番を変える
私が子供のときに母から教わったのは、体を洗ってから髪を洗う順序です。
その理由は、体を洗った後に体に石けんが残っていても、髪を洗ったときに流れ落ちるからというものです。
しかし、ニキビを防ぐためには、頭、体、顔の順に洗うのが正解です。
- 頭
- 体
- 顔
頭を洗った後に体を洗う理由は、髪から流れ落ちたシャンプーやリンスの成分が首や背中などに残っているためです。
シャンプーやリンスの成分はお湯で流したくらいでは流れ落ちません。
だから、シャンプーとリンスをした後に体を洗って、しっかりとシャンプーやリンスの成分を背中から洗い流す必要があります。
顔を最後に洗う理由は、
- シャンプーやリンスの成分を顔から洗い流すため
- 体を温めて毛穴を十分に開かせるため
です。
顔のお肌は、特にニキビができないように清潔に保ちたい部分ですよね。
お風呂に入って十分に体を温めて、毛穴が開いてから洗顔すると汚れが落ちやすくなります。
このように、頭、体、顔の順に洗うことで、ニキビができにくくなります。
しずくが落ちないようにする
せっかく頭を洗った後に体を洗って、体についたシャンプーやリンスの成分を洗い流しても、髪から体に水がしたたり落ちていては意味がありません。
せっかくキレイに洗った体に、また皮膚に良くない成分が付いてしまいます。
そこで、髪を洗った後はすぐに髪の水分を拭き取り、ヘアータオルを巻いて髪のしずくが体や顔にかからないようにしましょう。
ヘアータオルを巻いた後で体を洗います。
参考までに、ヘアータオルの簡単な巻き方を動画で紹介します。
もちろん、市販のヘアータオルでもかまいません。
髪が長い人は特に、髪から水分が落ちてこないように吸水性の高いタオルを使うことをおすすめします。
ゴシゴシ洗わない
皮膚を清潔に保つことはニキビ予防になります。
でも、キレイに洗おうとしてナイロンタオルなどでゴシゴシこすると、皮膚を傷つけてしまい、逆にニキビができやすくなります。
体を洗うときは、泡立てネットなどを使って石けんを泡状にしてから、柔らかいタオルか手で体をなでるようにして洗います。
石けんは洗浄力が強いので、ゴシゴシこすらなくても軽くなでるだけで十分に体の汚れを落とすことができます。
上の写真のような泡を作るコツは、以下の動画を見てください。
逆に、ゴシゴシこするとスッキリした感じはしますが、必要な皮脂まで落ちてしまう上に皮膚を傷つけてしまいます。
乾燥した皮膚からは過剰な皮脂が分泌される上に、傷ついた皮膚にはばい菌が入りやすいのでニキビができやすくなります。
ニキビができないように清潔にしようとして、逆にニキビを作ってしまうことになります。
さらに効果を高めるために
ここまで紹介してきた方法を続けることで、今あるニキビが少しずつ治り、新しいニキビができにくくなります。
でも、自然な治癒を待つ方法なので、効果が出るまでにある程度の時間がかかります。
また、もともとニキビ肌だったり古い角質が毛穴に詰まっていたりする場合は、効果が出にくい場合もあります。
そこで、効果をより高めるために、古い角質と汚れを取り除き、抗菌・保湿成分を浸透させるジュエルレインがおすすめです。
すでにお話ししたように、背中ニキビの主な原因は、
- 化学繊維がこすれて皮膚が刺激されること
- 化学繊維のために蒸れた状態になりアクネ菌が繁殖すること
- 乾燥肌のせいで過剰な皮脂が分泌されて毛穴が詰まること
- シャンプーの成分や古い角質により毛穴がふさがれることこと
です。
つまり、シャンプーが背中に付くのを防ぎ、皮膚に優しい自然素材の下着を使うとともに、皮膚の汚れを取り除き、清潔に保ち、余分な皮脂が分泌されないように保湿することでニキビができにくくなります。
ジュエルレインでは、最初に「ピールワン」を使って皮膚の古い角質と汚れを取り除き、浸透しやすい状態になったところで抗菌・保湿効果の高い「ジュエルレインn」を付けます。
ジュエルレインnは、背中ニキビのケアだけにこだわった背中ニキビ専用のプログラムです。
だから、背中のニキビで悩んでいるあなたに高い効果が期待できます。
この記事で紹介した方法とジュエルレインを使って、キレイな背中を手に入れてください。